Development Story

『原点:少子高齢化に向けての需要創造』

 2017年に新規事業開発部は「少子高齢化社会に向けて需要を作ること」

を使命に発足しました。まったく違う業界で生きてきた私たちは、まず

様々な展示会・交流会に参加を行い、介護・福祉業界の商品やサービス

についての勉強を始めました。その中で介護保険や医療保険が適用になる

サービスについての商品が多くあることに気づいた半面、保険外にあたる

高齢者の楽しみにつながるサービスは少ないと感じました。

そこで当時農業技術として注目されていたLED水耕栽培を介護・福祉現場

に導入できないかと考えるようになりました。また高齢者の“抑うつ”や

“認知症予防”の取り組みとして「園芸療法」があることを知り、その思いは加速しました。

従来のLED水耕栽培は農業向けの大規模なものが多く、素人の私たちにはどうしていいのかさえ分かりませんでした。しかし、ある医療の展示会で私たちの思い・考えに賛同していただける方と出会うことにより商品開発を始めることになりました。 

           商品開発にあたりこだわったポイントがありました。それは力の弱い高齢者で

          も、小さな子どもでも『毎日触れ合い、楽しめる』『失敗せずにすくすくと育

          つ』ことです。

          その為、生長を身近に感じてもらえるように解放型にし、LEDライトは高さ調

          整機能で常に必要な光を与えること、タイマーの付属や栽培槽の改良により、

          毎日栽培活動が行えなくても枯れないようにしました。さらに“水の循環を必要

          としない”栽培システムは静かな空間を維持できる事、そして故障やトラブルを

          少なくする事にもつながりました。

『WAKUWAKU誕生』 

    まず、わたし菜園を高齢者福祉施設へ導入を行いました。そこでは施設や介護度によっても

      できる事が様々でした。私たちはどうしたらもっと使ってもらえるだろうかと考え調査

        しました。すると個人で栽培をするよりグループで栽培をしている時の方が利用者

          さん自ら継続していることに気づきました。その利用者さんに話を聞くと「栽

            培を通して同じグループやスタッフさんと会話ができる事が楽しい」「他

              の利用者と一緒に食べたり、分けたりするには量が少ない」との声が

               出ました。そのことから私たちは高齢者の本当にしたいことは楽し

                く会話をしたり人とつながることなのだと考えました。

                  そこで、わたし菜園の特徴を生かし、安全で簡単に栽培を楽

                   しめて、大人数で会話しながら楽しめる大型機を開発しま

                   した。栽培槽は4株から6株栽培を可能にし、棚1段につき

                        3槽置けるように工夫しました。また野菜の収穫

                         目安がわかるように生長に合わせて1週間ご

                           とに栽培槽の段を変えていく仕様にしま

                             した。これにより利用者さんがどの

                               タイミングで見ても楽しめ、収

                                 穫まで期待を持って活動で

                                  きるようになりました。

 

 

 

 

 

 

『保育向け商品の開発』

 ある介護・福祉の展示会で保育業界で活動する方から「高齢者の食育」と「保育の食育」は

共通する部分が多いので保育でも需要があるのでは、との声をいただきました。

どちらも共通して「自分で育てた野菜には愛着が湧き、苦手なものでも食べれる

(食べようとする)こと」が大切だと気付きました。しかし、私たちは保育へ

の販売ルートを持っていない為、また情報収集から始めました。 近隣の

保育園を回り、実際に使ってもらい、時には直接こども達の前で教える

ことも行いました。子ども達が喜ぶ声、楽しみにしている声を聞き、

保育士さんからはこども達が夢中になっている姿や思ってた以上

に大きく育つ野菜、簡単に栽培ができる事への感動の声を

いただきました。また、こども達が栽培を通して自主的に野

の名前を覚えたり、葉の形の違いを観察する様子に保護者

らも子どもの成長を感じると好評でした。この時、園での

わたし菜園の体験活動はども達の楽しい食育活動に、そし

てそれは親子の会話に広がり、様々なつながりを強くしてい

けるのはないかと考えました。

そこで、保育士さんが簡単に手間を

かけず栽培を続けられるように

保育向けの栽培セットを

新たに作りました。

そして、子供たちがより

楽しめるようにかねてか

ら要の多かった実物野

菜の栽培を可能にし、園

内で様々な野菜が育て

るようにしました。

『これからの活動』

現在、保育・幼児教育業界における「多様化」

「保育士不足」「子ども達の安全確保」の問題解決に

向けて取り組んでいます。

都市部の保育施設増加により、利便性の良い園が増え、

その一方で園庭がない園も増えています。その為、園

室内でわたし菜園を使って同じようにこども達が自然

とふれあう機会を作っていければと考えています。

また、こども達の夢中になれる学びを提供することに

より、保育士や友達との会話、家族の会話を増やして

いくことで、様々な「つながり」を強くしていくこと

ができるとも考えています。

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